（１）
当地で滞在許可を取得している外国人の身分証の常時携帯について、ITAS Elektronikの紙（A4サイズまたはパスポートサイズ）またはPDFファイルを携行すれば、パスポートオリジナルは不要であるとの見解が得られました。

（２）
この見解は、2017年9月26日（火）に実施されたJJC（ジャカルタ ジャパン クラブ）労働問題委員会とイミグレーション総局の責任者との対話において示されたものです。

（３）
弊社ホームページにおいて、KITASカード廃止以降の身分証の常時携帯については、ITAS Elektronik上に記載された「パスポートに常時貼り付けておくように」の注意書きにより、パスポートオリジナルおよびITAS Elektronikの両方を持ち歩かなければならないと読めるので、パスポートオリジナルの携帯を推奨していた経緯があります。

弊社FPCページ「KITASカードが無くなります」（2016.12.01）
http://fpc-indonesia.co.id/news/kitasカードがなくなります/

（４）
しかしながら、今回得られたイミグレーション総局側の見解により、パスポートオリジナルの携帯は不要となりますので、ITAS Elektronikを印刷した紙、またはPDFファイルを携帯さえしていれば、問題は生じないといえます。

（５）
なお、この見解は、2015年6月17日付イミグレーション総局・捜査取締局長レターの内容との整合性も取れています。レター上では「ITAS（滞在許可）またはパスポートオリジナルの携帯」と記載されていますが、この「ITAS」はITAS Elektronikも含まれると認識できます。

（参考）JJC法人部会ページ：外国人のパスポート携帯義務について（入国管理局の見解）
https://jjc.or.id/hojin/150618_ditjen_letter-signed/

（６）
以前のKITASの場合には、Kartu Izin Tinggal Terbatas、ITASの前にKartu（カード）がつく、つまりITASのカード版がここで言う「ITAS」であったため、当然ITAS ElektronikのITASも、「ITAS」であるといえるのです。

以上